日本での生活 [日常生活]

ふとカレンダーを見ると、今日は17日。
日本に帰国してから、もう二週間以上が過ぎていました。

実家の母が電話で「早くブログを完成させてえよ~」(←岡山弁)
と言うので、やっと重い腰をあげました。
確かに母の言うとおり、人間の記憶なんてどんどん薄れていくものですね。
シアトル方面への旅行なんて、もう一ヶ月も前の話。日程がなかなか正確に
思い出せません。

私の記憶の中のデイビスはどんどん遠ざかっています。
なんだかずいぶん前に旅行に行っていた場所のような気さえ
します。
でも思い出そうとするとぶぁ~って色々なことが溢れてくるんです。

旅行したことよりも、デイビスのあの家で過ごした毎日の、
本当に些細なことが次々に頭に浮かんできて、正直ちょっとつらいです。
っていうか、切ないです。

二度と戻ることのない時を、こんなに惜しんだことは今までありません。
日本にいたときよりもずっとのんびり流れていた時間が、たまらなく
懐かしいです。

でもそんなことを言っていては前に進めないので、とりあえずブログの
続きに取り掛かることにしましょう。
まずは写真の整理から、とカメラの画像をパソコンに取り込んでいたら、
こんな写真が。
tarako.JPG

空港から家に向かう成田エクスプレスの車内販売で買ったおにぎり(笑)。
「日本のおにぎり食べた~い」と、子供たちが騒いで買った一品。

日本に戻ってきて、ちょっと悲しかったけど、やっぱり食べ物はおいしい~。
胃袋って、なんて正直なんでしょう。
自宅へ戻ってからも「コンビニおでん」にめちゃくちゃ感動し、市役所の帰り
には焼き魚定食に舌鼓。
デイビスにホームシックな私を救ってくれたのは、意外にも日本の食文化
なのでした。

でも人間の脳って不思議だな~と感じる今日この頃。
帰国前夜に、一年ぶりに取り出した日本円のコインを見て感じた、あの違和感。
よく知っているはずなのに、なんだか見慣れない奇妙な感じ。
「穴が空いてる」ことが新鮮でした。

成田空港に着いてからも、お店の看板が漢字交じりで
「なんだか中国みたい・・・」と思ってみたり、道を歩いていても
「わぁ~アジア人ばっかりだ」と、当たり前なことを思ってみたり。

スーパーで見る牛乳も、きゅうりも、お肉も、何もかもがちっちゃい。
カートもちっちゃい。店もちっちゃい。家の掃除機もなんだかおもちゃみたい。
アメリカに行ったばかりの頃に感じた違和感を、今度は日本で感じるなんて。
たった一年のことなのに。

車の運転もまだ怖くて一人で出来ません。十年乗った車なのに・・・。

アメリカで普通に口から出ていた英語(別にスラスラという意味じゃないですよ)が、
頭で一度考えないと出なくなっていることにも気づきました。

人間の脳って、つくづく環境に適応するように出来ているんですね。
一年かけて切り替わったスイッチが、バチバチと頭の中で戻っていってる
ような気がします。
タグ:帰国 日本
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コメント 2

fijifreak

おかえりなさい!
by fijifreak (2009-09-18 23:01) 

こりす

すみません、連絡しようと思いつつ、パワーがなくて、
毎日を惰性で過ごしてます。
二週間たって、やっと町に違和感を感じなくなりました。
一度顔を出しに伺おうと思ってるんですが、お忙しいですか?
またメールしますね。
by こりす (2009-09-18 23:33) 

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