アメリカの豚インフルエンザ [日常生活]

この一週間、大学のピクニックデーのこととか、色々更新したいことがあったのに、
豚インフルエンザ問題を無視して、お気楽なブログを書くのもなぁ~とついつい
更新しそびれていまいました。


豚インフルエンザ、すごいさわぎになってますね。日本で。
じゃあアメリカでは?って話ですが、拍子抜けするほど周りのアメリカ人は
落ち着いてます。
「感染者なんてアメリカ全体から見たら大した数じゃないでしょ」
「死んでるのはみんなメキシコ人だよ」
ってあたりが私の周囲の反応です。
でもねえ、となりのサクラメント郡でもすでに感染者が出てるんですけどね。
これって落ち着いてるっていうより、関心が低いってこと?
この超楽観主義の根拠が一体どこにあるのか、ちょっと理解に苦しむんですよね。

むしろアダルトスクールで会う外国人の方が、この問題への関心は高いような気がします。
先日のクラスでは「swine flu 」についてテーブルで話し合うというのをやったのですが、
同じテーブルだったブラジル人も中国人も母国での関心は高いと言っていました。
トルコ人にヨーロッパでの反応はどうかと聞いてみると、やはり関心は高い
のだそうです。「アメリカ人はあんまり深刻に考えてないよね」というのが、
同じテーブルに着いていた人たちの共通の意見でした。

ネットでニュースを見ていると(もちろん日本語サイト)アメリカ、メキシコの
感染者数ばかりが増えてますよね。
でも当然です。ここカリフォルニアだけでもメキシコ人たっくさんいますから。
デイビスにもたっくさん。
おまけに国境はノーチェックですよ。(もちろん豚インフルに関してって意味ですけどね)
日本や韓国が物々しいチェックをやっているのと、ものすごいギャップがありますね。
国境なんて人間が勝手に決めただけですから、人が自由に行き来していれば
ウイルス感染が広がるのは当たり前です。国が違うからなんて、なんの意味も
ありません。
そう思うと日本からの観光客はメキシコへは行かなくなったとしても、ロサンゼルス
へ行く人はまだ多いでしょうから、十分気をつけた方がいいと思います。

まあ確かにアメリカ人は楽観的すぎると思いますが、日本人は騒ぎすぎている
ような気がしないでもありません。飛行機内での検疫や感染者の追跡調査等、
行政の対応のことではありません。WHOの認定がフェーズ5の段階でこれ以上の
感染の広がりを防止するためには、これらは必要な対策だろうと思います。
ただそれを伝えるマスコミの報道を見ていると、「もっと冷静に客観的に
伝えてくれんかねえ~」と思うことがあります。なんだかワイドショー的だなと思う
時ってありませんか?

とにかく今は様子を見ている状態です。アメリカで感染者は増えているけれど、
今のところ軽症者ばかりだし、家に閉じこもっていても仕方ありません。
もし小学校やUCDAVIS で感染者が出たら学校閉鎖になるらしいので、そうすれば
日常、人と接する機会はぐっと少なくなります。人の多い横浜で流行るのと
デイビスで流行るのでは危険度が全然違うような気がします。ここは本当に
人口密度が低いですからねえ。
アメリカ人の意見はあてにならないので、今は自分で情報収集して、手洗いうがい
などで自衛するしかありません。

どうか主人の会社から帰国命令が出ませんように。こんなバタバタした状態で
帰るのはなんだか嫌ですぅ~。(子供のサマーキャンプだって、もう申し込んでる
んだからぁ~:←心の叫び)

この騒ぎ、早く落ち着いてくれないかな。
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コメント 4

大阪のおじさん、おばさんです

おっしゃるとおり日本では大変な騒ぎです。
先日横浜の高校生が感染の疑いがあるとのことでしたが、検査の結果は陰性でした。

アメリカ市民は冷静とのことですが、感染しないようにくれぐれも気をつけてください。

トルコ人の方も関心が高いようですね。
おじさんおばさんは先月トルコに旅行してきたところです。
半月ほど早くてよかったです。今月だったらキャンセルするところです。

らいちゃんのブログで、今トルコ旅行記を書いている最中です。
写真をたくさん掲載していますので、そのトルコ人の方が関心あるようでしたら見せてあげてください。
by 大阪のおじさん、おばさんです (2009-05-02 11:06) 

こりす

冷静というか、危機感がなさすぎのような気さえします。
アメリカ人が大丈夫といっても、全然信用できません。観光地には行かないようにしています。

先日トルコ人の知り合いにおじさん、おばさんがトルコに旅行して写真をたくさん見た話をしたら、とても喜んでいました。トルコには日本人観光客がとても大勢来るし、トルコ人は日本人にとても友好的な感情を持ってるんだと言っていました。こちらで意外とよくトルコ人に会いますよ。
by こりす (2009-05-02 13:04) 

NO NAME

トルコの親日感情は、118年前に起きた「エルトゥール号」海難事故による、和歌山県串本市民の献身的な救助活動が基になっているようです。
トルコでは「友情の海碑」として小学校の授業で教えているようです。
日本では余り知られていないようですが、日本国民として嬉しいですね。ね。
知り合いになったトルコ人の人も、「エルトゥール号」海難事故をご存知ではないでしょうか?

by NO NAME (2009-05-03 10:04) 

こりす

海難事故の話聞いたことがあります。でも小学校で教えてるんですか!
知りませんでした(^^)。でも嬉しいですね。
違う国の人と実際に会って話をすると、その国のことをもっと知りたくなります。アダルトスクールにはイラン、イラク、中国などさまざまな国籍の人たちが来ているので、おもしろいです。今度トルコの人にエルトゥール号の話を聞いてみようかな。
by こりす (2009-05-03 23:44) 

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