言葉の問題じゃないんだなぁ [英語]

最近はお天気がいいと、本当に暑くなってきました。
今日も朝から半そで。日本でいうと、何月くらいだろう。
初夏の暑さくらいでしょうか。

さて、4月23日から5月3日まで、主人のお父さんが単身デイビスに
やって来て、我が家に滞在していました。
日本人の友人にこの話をすると、みんなに必ず、
「えーっ、大変ね。昼間とかどうするの?」
と言われたのですが、なんのなんの、お父さんはとっても活動的で
朝出て行ったら夕方まで帰ってきませんでした。

すごい!

最初は自転車でデイビス市内を探検することから始まり、次はバスの
シニアパスを手に入れて(コレは主人が手伝いました。乗り放題の優れもの
のパスなんです)、市内すべてのルートを制覇!
週の後半は一人でバスに乗ってサクラメントまで出かけて、列車で帰って
きました。
毎日その日の出来事をお父さんから報告してもらうのがおもしろくて、
主人とびっくりしたり笑ったり。
お弁当を用意したほうがいいかと最初は思っていましたが、「僕、ハンバーガー
とか買って食べてみたいんよ」とのこと。
最初の日は自転車で大学まで出かけ、昼は学食でピザを買って食べたそうです。
芝生の広場でオリエンテーションを受けている高校生に混じって説明を聞いたり、
構内を自転車で走り回ってみたり。一日中大学内を動き回って、家に帰ってきたのは
5時過ぎてからでした。

これを読んで「やっぱり英語が出来るっていいわね~」と思われましたか?

いえいえ、このお父さん英語は全くと言って良いほど出来ません。
あっ、全くというのはちょっと違いますね。看板とか通りの名前とか、書いてあるもの
ならそれなりに理解ができます。でも聞くほうは
「何言ってるか、速くてさっぱりわからん」のだそうです。
学校で昔習っただけという、日本人に一番多いパターンじゃないでしょうか。
そしてアメリカに来たのも、海外に一人で来たのも、実はこれが初めてだったんです。

今回お父さんが滞在した10日間で、私本当に考えさせられました。
よく日本人って、
「英語さえしゃべれれば・・・」って思いがちじゃないですか?
語学留学しても日本人だけで行動する学生の話はデイビスでもよく聞くし、
英語がしゃべれないからって一人で行動出来ない人、本当に多いです。
そういう私もその一人。
英語に自信がなくてチャレンジする勇気がないことって、たくさんあります。

でも毎日お父さんを見ていたら、「言葉の問題じゃないんだな~」と、つくづく思いました。
あの行動力と好奇心!私や主人に車で案内してもらうよりも、自分で気ままに動き回る
ほうが楽しかったみたいです。
ハンバーガーを買おうと思ったら挟む具を色々聞かれたけど、上手く通じなくて
結局チーズだけになったとか、サクラメントからの帰りにID(身分証明)がなくて、電車の
切符が買えずに困っていたら、地元の人らしきお客さんが駅員さんに掛け合って
くれたとか、話のネタはつきませんでした。

10日間、本当にお父さんには感心することばかり。
自分の可能性を狭めているのは自分自身なんだということを、つくづく思い知らされました。
英語さえ出来たら・・・なんて言ってたら、きっと一生出来ないことだらけ。
自分の度胸のなさを英語のせいにしちゃいけないんだな。反省。
まあそれでも、私一人でサクラメントまでバスで行って帰れるかな~。無理かもな~。

主人も主人の弟も、やっぱりお父さんと似たところがあって、海外もツアーじゃ行きません。
うちの娘達にも、このおじいちゃんの行動力が遺伝してるといいな。

さて、帰国後のお父さんからメールが届きました。
関空での機内検疫は一時間ほどで終わったけれど、豚インフルエンザ問題で、10日間
保健所からチェックされるんだそうです。朝晩二回の体温測定ですって。

あれから早一週間。もうこの分だと感染の心配はなさそうだから、とりあえず一安心です。
nice!(2)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

英語ってつらい・・・ [英語]

先日、カーリン(しほの友達のエレーナのお母さん)から電話がかかってきました。
「パーティーをするから来れない?ダイスゲームをみんなでやるから楽しいわよ」

はぁ~(ため息)。

また誘われてしまった。
断る理由も特になく、かといって(バカバカ、ネイティブの英語づけなんて、なかなかないわよ。
それに異文化体験の絶好の機会でしょ!)と、完全に逃げのモードに入っている自分を
許せない自分もいたりして。

で、(仕方なく)行ってきました。無事3時間を終えたら「終わった~!」と、ものすごい開放感。
今回は(実は年末にも一回誘われて行ってきた)ゲームが主だったし、それをやってる
間は何言ってるかそれなりに分かったし、大丈夫だったんです。顔見知りも前より増えたし。

でもこちらの人って、本当に初対面でもにこやかに、そつなく会話を進める技術がうまい。
そんな輪の中で、必死で集中して返答してると、もう私の頭はオーバーヒートして
いまにも煙が出そうな状態。

これが集団の会話になってしまって、何の話をしてるか分からなくなってしまったとたん、
私の意識はぷわぷわと漂い始め・・・。

お願い、私に話をふらないでぇ~。

半年経ってもさっぱり英語が上達したと思えず、ネイティブとの会話に撃沈する日々。
アメリカに住んでるからって、勝手に英語は上手くはなりません。大人も子供も。

それでも確実に上達したと思える部分もわずかにあって、それは

”あいづち”

「へぇ~」「本当ですか?」「すごいですね」「いいですねえ」etc.・・・。(もちろん英語)
これだけは反応が早くなりました。
相手の話が半分も分からなくても、知らない人の輪の中で自分がすごーく小さく思えてても、
とりあえず平気なふりして、輪の端っこに加わる技術だけはあるんですよ。これが年の功って
やつですかね。ふぅ~。

おかげで帰り際に「毎月集まってやってるのよ。また誘うから」
ってカーリンに言われてしまいました。

ガーーーン!

ああ・・・せっかく終わったと思ったのに・・・。






けっこうストレスフルな日々 [英語]

あ~やっとしほの宿題の終わりが見えてきた~!
一ヵ月半も前に出されていたこの宿題。図工と国語が一緒になったような
課題で、さっさと取り組めばよかったのに、親子ともども、やる気が出なくて、
重い腰をあげたのは旅行から帰ってから。それから毎日課題をこなす日々(母が)。

DEAR Project と呼ばれるこの課題は、毎週月曜に出される宿題とは別に、
100ページ以上の本を読んで行うという代物です。今回で三回目。
一回目は本の登場人物で作るキャラクターカード、二回目はブックカバーだったかな。
いずれも説明で使った単語が何個以上でAだとか、採点の評価方法はこうだとか
基準がちゃんと決まっています。

今回のProject はボードゲームを作るというもの。ボードゲームはこちらでは
人気があって、クラスにもいくつか置いてあるようです。いわゆるチェスとか人生ゲームとか
ボードゲームにも色々あるらしいんですが、それを作れと言われてもピンとこず・・・。
結局私たちが決めたのは「すごろく」。これしか出来ません。

何を作っても、頑張ればとりあえず評価されるので、内容はともかく見た目で勝負。
バックを貼り絵で飾ることにしました。
しほは工作大好きで、結構喜んで作ってたので、その点は楽勝です。
ただ文章を訳すのが大変で・・・。しほの場合、英語の本は当然無理なので、
日本語の本を読んでから作成して、それを親が訳すわけです。

クラスの子になじみのあるお話の方がいいと思ったので、日本から持ってきた本の
中から翻訳ものを選んで使ってるんですが、最初が「小公女」で次が「シートン動物記」、
そして今回が「アルプスの少女ハイジ」。
翻訳ものの場合、原書を探すと人物名のつづりが分かるし、訳も写せたりするんで、楽なんです。
今回のハイジはネットで原作を見つけたので、ひたすらそれと向き合う日々。
親にとっては強制的な英語の勉強って感じでしょうか。

私が中途半端に英語が出来るものだから、いつの間にか、我が家では子供の
学校関係のやり取りや宿題は私の担当に・・・。
英語が苦手な奥さんの家では、ご主人がかなりの部分をサポートされてるよう。
うらやましい。自分の英語力をありがたいなんて、とても思えません。
なんの苦もなくスラスラこれをこなせるだけの英語力があれば別でしょうが・・・。

学校からプリントをもらって来ても、「なんかよう分からんな、この行事」
「結局どうせえっちゅうこと?」って感じで???な毎日。
たぶんこうやろう、みたいな確信の持てないまま、ほったらかすこともしょっちゅう。
それでもなんとかやれてるのが、我ながら不思議です。

そんなProject も8割方終わり、あとは仕上げの段階。しほが帰ってきたら
最後の追い込みです。

今日は昨日とは違って青空が見えているので、ちょっと気分がいいです。
話に聞いていた通り、11月に入ってからはどんよりと曇り空の日が多く、
おまけに寒いものだから、私の活動性はどんどん低下する一方。
(冷え性なんで、寒いの苦手なんです。)

雨がザーザー降ることは少ないけど、朝起きると霧が立ち込めてくら~いことも多く、
そんな日は朝からテンション下がりっぱなし。
「気がめいるわよ~」とデイビス在住歴の長いR さんから聞いていた通りで、
気分もめいりがちになります。
北米など冬に日照時間が少ない地域では、季節性の気分障害が多い(要するに
うつになる)というのも、うなづけます。

晴天が続いていた頃は自分のテンションも高く、多少英語がおかしかろうが、
なんだろうが、くじけずトライするだけのパワーがありましたが、
今はなかなかそうは行きません。
学校へお迎えに行って、一年生のお母さんたちが輪になって話していても、以前なら
入っていって、分からないなりに聞いていたけれど、今は分からないことが
辛いときがあります。疎外感っていうんでしょうか。
状況は何も変わってないんで、自分の気持ちの問題と分かってはいるんだけど、
体調も悪かったりするとちょっとへこみます。

ほんとに、中途半端に英語が出来るってやっかいだな~と思うことがあります。
いいんだか悪いんだか・・・。

全く会話レベルにならない英語力なら、日本人グループとだけ付き合って、
アメリカや他の国の人とは顔見知り程度で終わるんでしょうが、ちょっと
コミュニケーションが取れると、もう一歩進んだ付き合いになります。一緒に
子供を遊ばせたり、会うと挨拶だけでなく立ち話になるような関係です。

それはとても良いことだし、自分もそうありたいと思っていたけれど、
自分を十分表現しきれるほどの英語力はないので、いつも重い荷物を
しょってる様な感じです。おまけに相手の言うことが大体は分かっても、
自分の聞き取りに確信がもてないこともしょっちゅうで、「多分こう言ってる
んだろうな」と推測で会話しているのが現状です。普段の会話で
そう度々聞き帰して話の腰を折ってたら、会話になりませんからね。
だから何かの約束とか予定の話になると、間違えるわけにはいかないので
しつこいくらい確認せざるをえません。それに一歩進んで親しくなっても、
もう少し突っ込んだ話がなかなか出来ません。例えば相手が子供のことで
落ち込んでいても上手く話を聞いてあげれないとか、そういうことがよくあります。
ああ~じれったい!と思います。

おまけに、相手の話が分からなくて聞き返して、それでも分からなくて「困ったわねえ」
という表情をされると、テンションがこれ以上下がらないってくらい下がってしまって、
次にトライする気力もなくなる、という悪循環です。

それでも今日のように天気の良い日が合間にあると、ちょっと元気になるので、
「こんなことではいかん」と、早めにお迎えに出かけて、自分から話しかけて
いったりするんです。こんなことの繰り返し。

早く春が来ないかな。

そんな中、日本の友人Kちゃんから荷物が届きました。
中にはふりかけや佃煮、クリスマスのお菓子と楽しいものがいっぱい。
日本の食材はお金を出せばこちらでも手に入るけど(ただしとっても高い)、
Kちゃんの気持ちがとても嬉しくて、こんな日々が続いていただけに、癒されました。
ありがとね、K ちゃん。


幸い子供たちは天気などお構いなしに相変わらずパワフル。
主人にいたっては「最近暑くなくてええよ」と、超マイペース。

家族が元気だから、それが救いかな。

日本の友人のみなさん、こんな暗い私に同情したらメールくださいね。







nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

疲れた~ [英語]

今日は主人の大学関係のpot luck party に行ってきました。
pot luck はこちらに来るとよく耳にする言葉で、いわゆる持ちよりパーティーです。

先生の立派なお宅の庭に、30人くらいはいたでしょうか。
アメリカ人が7割、その他、韓国、ギリシャ、中国などなど。

こちらに来て初めてのpot luck。

疲れました。

インターナショナルハウスなどで集まるときは、お互い初対面のことも
多く、英語が母国語でない人も多いので話しやすいのですが、
今日は学生や教授とその家族が中心で、とにかく共通の話題がない。

英語が上手くない上に、話すことがないときたら、これはもうお手上げです。

目があったらとりあえず挨拶されるので、適当に自己紹介して二言三言
言葉を交わすのですが、そこに一人二人とアメリカ人が加わると
もうだめです。ダダダーとしゃべって、みんながどっと笑うけど
私は???

アメリカ人、二人以上になると、話すスピードも倍になります。

そうなると、たとえ耳に飛び込んでくる単語が聞き取れても、文章の
意味が取れないので、左耳から入った英語が、右耳から出て行く感じ。

つっ、つらい・・・。

名前も覚えた端から、忘れちゃうし。
こういう時、自分の年を実感します。

おまけに寝不足で、テンションも思いっきり下がりまくりで、とにかく
疲れました。

もっとも後半は、ご主人と一緒に来ていた、韓国人の奥さんと
仲良くなって「アメリカ人の英語、早いよね~」と、共通の話題で
盛り上がってましたが・・・。

こういう場で、たとえ共通の話題がなくても、無理やり話題を
作って、そつなく会話できるくらいの英語力になりたいもんです。

まあ良かった点といえば、持って行った巻きすしとおいなりさんが、
あっという間になくなったことくらいでしょうか。
手抜きして、買ってきたすし酢で作った巻きずし、味がどうだったか
知りたいもんです。



nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

落ち込むことも多いけど・・・ [英語]

子供を毎日学校へ送り迎えしているので、
思ったより英語を使う機会は多いです。
朝は会ったらあいさつして、帰りは子供の教室の前で
井戸端会議。
日本で幼稚園の送り迎えしてるのと、同じようなかんじ
じゃないでしょうか。

私は友達がほしかったので、最初の一週間に、教室の前で
片っ端から声をかけてみました。
「はじめまして。私○○と言います。日本から来たんです。先週着いたばかりで、
アメリカは初めてなんです。」

たどたどしい英語で話すと、たいていの人は
「あら、そうなの?こちらこそよろしくね」なんて感じでにこっと
笑ってくれるので、すかさず名前を聞いて、
「ここに書いてもらってもいいですか?」
と、メモと鉛筆をさしだしました。

この方法は私にとって大当たりでした。
家に帰ってメモを壁に貼り、名前を覚えました。
そして次の日、その人を見かけたら
「Hi ! ○○(名前)」と、自分から声をかけるのです。

これでまずは顔見知りです。
こうやっていろんなところで出会った人たちと知り合いになって
いきました。
今うちのキッチンの壁には、アメリカ人、メキシコ人、韓国人等、
合わせて17人の名前が貼ってあります。

私の英語は中の中(下手すると下)レベル。使っている構文は中学で学んだもの
ばかりです。でも最初の一歩は英語の問題だけではないような気が
しています。
私は孤独にはとても弱い人間なので、話せる相手が欲しいと思っていました。
でも私のアメリカ生活は一年と決まっています。ただ待っていたら
一年なんてあっという間に過ぎてしまいます。さみしい気持ちのまま
一年を過ごすなんて!
声をかけるのは、なかなか勇気のいることですが、
人間切羽詰ればなんでもできるもんだと実感しています。

ただ、知り合いが出来たら出来たで、そこから先が本当は難しく、英語に関しては
落ち込むことも多いのですが、それはまた後ほど報告したいと思います。






nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。